独自ののぼり旗
日本独自ののぼり旗を、宣伝する為のアイテムとして、どのように使いこなすかは頭の使いどころでして、効果的にするのもしないのも、使用者の工夫1つで変わります。
経営者であれば、のぼりに関わらず戦略的に進めていきたいものですよね。
いまさら言う事でもありませんが、のぼり旗は日本におけるフラッグ形式の1つでして、竿にくくりつけた旗を指すという事を、再確認の意味を含めて認識しておいて下さい。
のぼりの起源は武家社会の頃と言われておりまして、長方形の布に木材の棒を刺し、紐に括り付けて風に揺れる旗を利用して、平安時代から軍の象徴として活用されており、誇らしさを相手に示すためや、敵と味方を識別する目的としても利用されていました。
それから時代が流れ、室町時代に入ってからは一族の間で争いが増えていき、対立する軍団が同じのぼり旗を使用して家紋を用いる戦略を立て、味方と敵の判断が出来なくなり、その対策としてその都度、新しいデザインののぼり旗を作るようにして、識別を簡単にすることの出来るのぼりを考え出し、全国の部家へと少しずつ広まっていきました。
今ほど情報の交換が簡単に出来る時代では有りませんでしたが、それなりに普及するのには時間は掛からず、昔から新しいものには臨機応変な対応をしていた事が分かります。
のぼりは管理がしやすいというメリットあり、これまでの代用方法だけではなく、馬印やさしものなどにも使用され、戦国時代に用いられていた「のぼり旗」が、現代になって更に幅広く利用されるようになり、商店街でのぼりを見ない日がないくらいです。
綿や絹ののぼり
戦国の軍用に使用されていた「のぼり」は、綿を使用することが多かったですが、金銭的に余裕がある場合は絹の織物を使って作成することもあり、由来となったのぼり旗を3メートル60センチとし、幅を75センチぐらいの寸法で布を利用していました。
また、馬印では正方形の形をしたのぼりや、縦が3に対して横が2となるような大きさのものが主流だったようですが、のぼりの寸法は家によって規定されていたので、大きさもそれによって左右されていたこともあり、あくまで一般的と言われているだけです。
旗竿への留め方によって、チチと呼ばれる布製の筒に固定する乳付旗と、旗竿への接合部分を袋縫いにして竿に直接縫い付け、堅牢性を増した縫含旗にすることができます。
のぼりの旗竿は、千段巻と呼ばれる紐を巻いた漆塗りの樫材を利用するわけですが、のぼり旗の形状に応じて全体をトの字型かL字を逆さにして布を通していました。
現在の日本でものぼりを多用しているのですが、軍用のぼり旗に即した形状ののぼりを広告として使う事が多いのですが、大きさの対比に決まりはあないので、目的に合わせて自由にデザインして、許される範囲内で大いに効果的な宣伝することが出来ます。
こののぼりは、耐候性を主眼に合成繊維の布を用いて、チチを使って前述の逆L字状の竿に結わいて固定することが多く、のぼり幟の広告が広まってからは、旗竿に竹を使用していたこともありますが、昨今では金属パイプに塗布表面処理をした物や、合成樹脂素材で成形した物を利用しています。